
本日、ハートフルスクエアーGにて、『家族のケアを担う子どもたち‐ヤングケアラーの現状と課題‐』の講演会に参加しました。講師は大人の家族介護者に関する研究を重ね、近年ヤングケアラーの実態調査に取り組んでみえる濱島淑恵大阪歯科大学医療保健学部教授でした。
私はヤングケアラーに対する調査、支援策について、これまで議会質問で度々取り上げてきました。
岐阜市における具体的な支援策や、社会の理解を拡げていくためにはどういった視点が必要なのかを学びたいと思い参加しました。
講座内容で、「各調査からみえるヤングケアラーの現状」では、紹介された調査の中で、1日のケアの時間が1時間未満の割合が、一番多かったという点が挙げられました。この点について、現在は負荷が大きくなくても、その後変化する可能性があり、深刻になってから状況をキャッチするのは難しいため、深刻でない早い段階からの見守りが重要だということが指摘されました。
また、「ヤングケアラーが抱える問題・困りごと」は、具体的に学校生活、健康面、友人関係への影響等、当事者だった方のビデオを見ながら、理解を深めることができ、新たな発見がありました。 |
子どもたちを取り巻く状況として、学校・専門職(行政、要対協等)・地域で、発見・支援のネットワークを構築し、医療、教育、福祉の制度の枠を超えた連携を考えていくこと、支援の拠点をつくっていくことが求められると思いました。岐阜市でも早期に実現できるよう、力を尽くします。