自動運転バス実証実験に参加しました🚌

オペレーター(運転手)の方と

 本日、運転席やハンドルがない小型バスタイプの電気自動車(フランス製、座席数10)を使用し、市中心部の公道を走る実証実験に参加しました。2キロのルートを約30分くらいかけて走行しました。明日から31日までの9日間、予約をした市民のみなさんを乗せて、市役所を起点に2ルート(市役所を出発し、金華橋通りからJR岐阜駅を経由し長良橋通りで市役所に戻る1周5キロと、市役所を出発し若宮通りを経由して市役所に戻る1周2キロの2種類)を走行します。

 岐阜市は公共交通への自動運転技術の導入を目指し、実証実験を2年前から始めています。今年は信号機の色を自動で識別して走行できるかを確認します。衛星利用測位システム(GPS)と、事前にコースを走行して得た3Dマップを頼りに動き、障害物はセンサーで検知します。

 最高速度は時速約20キロで、オペレーター(運転手)が1人乗車し、障害物を避ける時などはコントローラーで操作します。車内外のカメラの映像を確認する遠隔の車外監視員も付けています。

 青信号で右折・左折する際には、横断歩道を渡る人を検知して確実に停止しました。ただ、街路樹の枝や、隣の車線の車両の近さなどでも急ブレーキを繰り返すなど、実用化への課題も見受けられました。

 同じ車両を使った自動運転は、オペレーターが乗車する形で茨城県境町の公道で実用化しています。初期費用と5年間の運行費用として、合計約5億2000万円の予算を確保しているとのことです。コスト面でも課題があると感じます。実証実験の結果を踏まえた、今後の課題解消、改良・進化に期待したいと思います。