岐阜県精神保健福祉センター主催 『ひきこもり講座』に参加しました

 6月議会の質問で取り上げた『ひきこもり』の問題。

今年3月に内閣府が発表した、自宅に半年以上閉じこもっている40~64歳の「ひきこもり」が、全国で推計61万3千人いる、15~39歳も合わせたひきこもりの総数は100万人を超えるとの調査結果は、たいへん衝撃でした。


 ひきこもりのきっかけは人それぞれ。

 

個々の当事者の実情に即した、多様な初期対応や支援が求められます。

 ひきこもり支援は、医療、就労、家族関係、経済的問題、日常生活支援など多岐にわたっていて、支援が長期に及ぶことが考えられます。

 質問をするにあたって、市の担当者といろいろお話ししました。その中で、岐阜県精神保健福祉センター主催で、ひきこもり講座が開催されるという情報を教えてもらいました。

 9月議会閉会日だったので、終了時間によって参加できないかも💦と心配でしたが、ちょっと遅れて参加できました☺

 講師は、泉 翔(いずみ しょう)さん。元ひきこもり当事者で、NPO法人ウィークタイ代表理事をしてみえます。

 講演を聴く中で感じたのは、『ひきこもり』という状態は、『生きる』『生きたい』という気持ちの中で生まれた、ひとつの選択であること。

 どんなネガティブな感情も、生きようとする心があるからこそ、発することができるということ。

 『生きる意欲』『安心できる居場所』を持てるようにつながること支援することが求められていて、そのために行政が何ができるのか、考えることができました。

 当事者や、当事者団体の方に語ってもらうと、生の声が分かります。こういう機会がもっと増えるといいなと思いました。